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お腹のお肉

世界で始めて利用された脂肪吸引はフランスでの閉鎖式脱脂術といわれているものでした。当時はまだ現在の脂肪吸引で利用されているような吸引器はありませんし、脂肪を分解する注射もありません。ですから脂肪を体内から無理やり掻きだすという方法で治療が進められていました。
しかし、この方法は非常に強い合併症を引き起こしてしまうために、開発からすぐさま利用されなくなりました。実際に利用したダンサーなどは足やお腹が壊死したり、出血が止まらなくなったり、時には神経を傷つけてしまったことで足を切断せざるを得ない状態になってしまった人もいるのです。
今行われている脂肪吸引に近いものは1980年台になってから始めて利用されるようになりました。当時はカニューレという吸引器を利用して脂肪を吸い出すという治療法で行われていました。成功率が高く、合併症も少ないために比較的安全に利用できるようになりました。
それからしばらくすると鎮痛効果や止血作用のある液体を注射することにより、更に安全に治療を進めることが出来るようになりました。
現在でもこの形を原型にしてお腹や足の脂肪吸引は行われています。

更にお腹などへの脂肪吸引が進化したのは1990年あたりになってからでした。当時の施術は単純に出血を押さえる痛みを消すという方法だけでなく、より脂肪を吸引しやすいように超音波で分解し、注射によって分離させてから脂肪吸引を行っていました。現在では更に安全な環境で腕でもお腹でも綺麗に脂肪を吸い取ることが可能となっています。
お腹あたりは特にセルライト状になってしまえば目立ちますから、医師の力量と技術をしっかり見極めて吸引を依頼する必要があります。